四半世紀

すべては彩りある思い出に変る。

ただのOLだった女がM嬢として風俗店で働き始めた話⑤

 

 

 

 

こんばんは、なでしこです。

 

最近急に寒くなってきて体がびっくりしています。今年は初めて湯たんぽを買ったので使ってみたのですが、あったかすぎて感動しました。湯たんぽを考えた人すごい。

 

 

それではさっそく前回の続きを。

 

 

 

唐突にキモデブがプレイしてみようとかほざいたもんで、私は固まってしまいました。

 

え…流れ教えるだけって言ったじゃん…と思いつつも、確かにプレイはしないとも言われていないし、このキモデブが言うことを断るのも怖いな…こいつも一応893と繋がった人間なわけだし…と一瞬のうちに色んなことを考えて、出た言葉は「はい、わかりました」でした。

 

 

Tin〇erで男を取っかえ引っ変え遊んできた私に人前で脱ぐことや男の人の裸を見ることにさほど羞恥心はなかったんですけど、さすがにキモいオジサンの裸を見たり、キモいオジサンに裸を見られたりすることはなかったので今にもゲボ吐きそうになってました。

 

でもそんなこと言ってたら、風俗にはもっとキモい客が来たりするわけだし仕事にならないよな!頑張らねば!と自分を鼓舞していざ服を脱いでベッドへ。

 

 

キモデブとのプレイの詳細を生々しく書くと本当に気持ち悪いので、ざっくりとだけ書きますね…。

 

 

ベッドに寝転ぶと、キモデブが当たり前のように覆いかぶさってきてキスしてきました。深い方。おえ。その時点で泣きそうになりました、が、何とか耐えて。

 

 

その後も全身色んなところを触られてもちろん気持ちいいわけないから声なんかほとんど出なくて。するとキモデブ「声はもっと出さないとダメだよ、女の子の声で男は興奮するからね…」とかほざきやがって本気で泣きそう、いやキレそうになりました。

 

 

逆にこっちもフェ〇の練習という名目で舐めさせられました。デブだからポークビッツ。M嬢として働くには必須のイラ〇の練習もさせられましたがらポークビッツで助かりました。余裕。

 

 

そしてその後は大問題の…

 

A F ✩

 

(何か分からない方は是非ググってください)

(いやこの後を読んだら何となく分かるかな)

 

 

キモデブ曰く、やっぱりこのSMヘルスで一番よく付くオプションがAFらしいんですよ。私が働くヘルスはいわゆる本番行為がないので挿入が出来ないわけですね。でも、おしりの方にだったら挿入できるという、なんとも狂ったオプション。

 

 

面接で、オプションのOK・NGを聞かれた時にAFに関してはNGにしてくださいって言ったんですよ。もちろん私はおしりの方はほぼ未開拓。セフレに1回入れられたことはあったんですけど、痛すぎて速攻で抜いてもらったので。

 

 

そんな恐怖のAFを、キモデブは出来た方がいいから練習してみようとか言ってくるわけです。

 

でもAFが出来るとそれだけでオプション代1万もらえるわけなんですよ。まぁ…たしかに出来た方がいいよなと思い(おかしい)、キモデブに身を委ねました…。

 

 

丁寧にゆっくりローションで慣らされていざ入れられると、気持ちよさこそないものの痛みはほとんどなくただ違和感を堪えるだけといった感じでした。これはキモデブの技術がすごいのか、それともポークビッツだからなのか。 (恐らく後者)

 

何度か出し入れされた後、「うん、大丈夫そうだからAFのオプションOKにしておくね」と言われ、やっと講習から解放されました。

 

その時は何にも思ってませんでしたけど、業界未経験でAFOKって頭おかしすぎ。あとおしりの穴とは言え講習で挿入があるのも頭おかしすぎ。いわゆる趣味講習(教えると言う名目で気持ちよくなろうとするクソみてーな輩)だったのではないかと思います。

 

 

 

事務所に戻ると、キモデブはスタッフみんなの紹介をしてくれました。完全にキマってるだろという見た目の店長、実際に縄師をしてるもう1人の副店長、歯抜けジジイスタッフ、あとは例の爽やかイケメン。いやいや全員キャラ濃すぎでしょ…。

 

 

 

そしてキモデブが「講習も終わったし、今日身分証明書ももらってるから一応体験入店できるけどどうする?疲れたならまた次回でも大丈夫だし。」と聞いてきました。

 

もうキモデブに体をいじくり回され嫌な思いをしたので、嫌な思いしたついでに仕事してせめてちょっとでもお金もらって気分良く帰ろう、と思い体験入店をすることに決めました。

 

 

 

体験入店をする、と決めてわずか30分後くらい。待機室でぼんやりしていた私に、スタッフから電話がかかってきました。出てみると、なんともう予約が入ったとのこと。あと15分で出発するから準備しておいてね、と言われたので一応メイク直ししたりして、ソワソワしながら車の用意を待っていました。

 

 

スタッフから電話が再度あり、車の用意が出来たので1階まで降りてきてくださいと言われたので、あのカビ臭いエレベーターに乗って下まで降りました。(受付や事務所は3階で、待機室は4階にありました)

 

 

降りると、後部座席に乗るよう案内され、デリバッグを渡されました。その中には、やっぱり色んなおもちゃや縄がパンパンに詰め込まれていました。

 

「じゃあ、出発するね。」とスタッフは車を走らせました。客の家に向かうのです。

 

窓の外はすっかり夜になっていて、そんな景色を眺めながら、緊張や不安に包まれていました。

 

 

 

次回、初めての接客編。

 

 

つづく。

ただのOLだった女がM嬢として風俗店で働き始めた話④

 

 

 

こんにちは、なでしこです。

 

食欲の秋とはよく言ったもので、びっくりするぐらい食欲が止まりません。最近家の体重計が水浸しになって壊れたため、体重を測れていないのが本当に怖いです。早く買います。

 

 

 

 

それでは前回の続きを。

 

 

面接が進んでいく中でハゲデブに色んな質問をされました。胸のサイズはいくつ?初体験はいつ?経験人数はどのくらい?…と、今となればそんな質問に対して答えることはまったく抵抗がない質問ですが(風俗嬢になるとそういう話題に羞恥を微塵も感じなくなる)、当時は大赤面でしたね。とんだセクハラクソジジイやんけって思ってました。でもどの店に面接行っても聞かれることですね、今になればわかる話ですけど。

 

 

そして訳分からんオプションについてもひとつひとつ聞きました。「クスコってなんですか?」「それはね〜…」「聖水ってなんですか?」「それは〜…」と悠長にニコニコしながら答えるハゲデブ。でも私はドン引き。何その器具?とか、えっそこまでするの?とか。まぁでもやると決めたことなのでね、自分の身で出来る範囲はOKにしました。オプションひとつこなせばプラス5000円とかだったんですよ、たしか。さすがに飲尿とか食糞はNGにしましたけど(お食事中の方いましたら本当にごめんなさい)。

 

 

 

そんなこんなで、「君うちの店に入るとすっごい可愛い方だと思うし絶対売れるから頑張ってみない?」と言われたので、とりあえず入店を決めました。バックも高かったし(たしか60分で12000円だったかな)、可愛いから雑費(だいたい給料の10%くらい取られる)もいらないよ~って言ってくれました。

 

 

これもまたのちに話そうかと思ってたんですけど、私自身全然見た目に自信ないんですよね。だから私で可愛い方ってどんな店なんだここは、と思ってたんですけど、実際たしかにそうでした。まず私より若い人がいない。そして私より細い人もいない。いても50歳は完全に超えてるであろうおばあちゃん。たしかにそうなってくると、顔どうこうというか…まぁ可愛いと言われるポジションにはなるわな、という感じでした。

 

 

 

面接が終わった後、キモデブが「今日は身分証明書も持ってきてくれたし、一応講習も体験入店も出来るけどどうする?」って聞いてきました。帰りたい気持ちもありましたが、せっかくここまで来たし少しだけでも稼いで帰りたいなという気持ちもあったので、講習と体験入店をお願いすることにしました。

 

 

 

するとキモデブ(ずっとキモデブ呼びですまん副店長)は、「じゃあ今から準備するね~」と言って待合室に私を残して、講習に使うホテルや道具などを準備するよう他のスタッフに指示をし始めました。そのとき私は講習=口頭で説明とかDVD観るとかそういうのだと思ってたので、なんでわざわざホテル取る…?と疑問に思ってました。するとキモデブは「ホテルに一緒に行ってもらって講習するからね」と言ってきたので、「あぁ~なるほど、講習する担当の人がいるんだな。こいつ副店長だしな。さっきのイケメンかなぁワクワク」と勝手に胸を踊らせてました。

 

 

すると、あのイケメンスタッフが「用意出来ました!」と言って、怪しい道具がパンパンに入ったデリバッグを持ってきたんですよ。「やっぱりこの人が講習してくれるんだ!わーいヾ(^。^)ノ」

 

と喜んだのも束の間、

 

キモデブが「はい、ありがと~」とデリバッグを受け取り、「じゃ、行こっか」と。

 

 

 

はい、講習はキモデブと2人で。最悪だよ。

 

まぁでも講習って、ホテル入ってからの流れとか説明して~みたいな話だったし、あとはパネルの写真撮るだけって言ってたから特に何にもないだろう…となんとか自分に言い聞かせて、キモデブと一緒にお店を出ました。

 

 

 

ホテルに着いてさっそく部屋に入ると、まずは色んな道具の説明をしてくれました。見たことも無いまるで病院で使うような器具があったり、他にもおしりに牛乳とかお湯を入れる用の注射器みたいなもの、馬を躾ける用のムチ、セフレにも使われたことがないようなものだらけでした。まるでテレビの中の世界。

 

 

その後は、お客さんと会った時の流れとか、シャワーの浴び方の流れとか、全部口頭で細かく教えてくれました。こいつキモデブだから不快なだけで、説明もきちんとしてくれるし、多分仕事は真面目にちゃんとやってるんだと思う。

いや、思ってた。

 

 

「じゃあ実際に、ちょっとプレイしてみようか。」

 

 

 

は????????????

 

 

 

次回、キモデブと講習という名のプレイ編。

 

 

つづく。

 

 

 

 

ただのOLだった女がM嬢として風俗店で働き始めた話③

 

 

 

 

こんにちは、なでしこです。

 

YouTubeをよく見るんですが、最近は1周回ってHIKAKINがしぬほど好きになりました。来世はHIKAKINに飼われる猫になりたいです。

 

 

 

ではでは続きを。

 

 

 

ここのお店にしよう、と決めてさっそくそのお店に働かせてください!と、メール。

 

就活のときのクセで「採用ご担当者様」とかメールに書いてたけど、のちにお店の人から聞いたら「風俗に面接来る子でそんなちゃんとした言葉遣いとか出来る子ほとんどいないから逆に面白かったw」ってちょっとネタにされたので、ああいうお店相手には丁寧語が使えたら十分だと思います。

 

 

面接はさっそく次の日に決まって、そのときに「身分証明書と本籍地記載の住民票を持ってきてください。」と言われてガチでブルブル。

 

やっぱりイメージなんですけど、風俗店といったら裏に893が絡んでたりするし(実際に多分そう)、もし何かあって親にバレたりするのも嫌だし、身分証明書も住民票も出すの怖すぎるし嫌すぎるんだけど(T_T)ってめちゃくちゃなりました。

 

 

でもググってみたらそういうの出せって言うほうがちゃんとしたお店みたいですよ。風営法?みたいな、よくわからんけど、警察?にちゃんと営業許可を取ってやってる店みたい。逆に求められなかったら法的にアウトな店みたいなので、その方が摘発とか色々あって親バレにも近くなります。

 

 

 

そして私もやると決めたらやる女なので、その日のうちに市役所に住民票を取りにいきました。本籍地付きのくださいって言うと、「何に使うんですか?」って聞かれました。「あ、アルバイト先で出すように言われてるんですよ…!」としどろもどろになりながらも言うと、怪訝そうな顔をしながら発行してくれました。ヒヤヒヤしましたね。

 

 

 

そして次の日の朝、メイクして着替えて、全身鏡の前に立ちました。そのときに「あぁ、もう普通の人間には戻れないんだな。」と思ったのをすごく覚えてます。

 

 

電車に乗ってるときもずーっと「怖い人が出てきたらどうしよう」とか「何か弱み握られて一生脅されてお金取られたらどうしよう」とか考え始めて、めちゃくちゃ帰りたくなりましたね。でもわりと家からも近かったのですぐにお店の人に指定された場所に着きました。

 

 

最寄り駅が集合場所で、着いたらお店に電話してくださいと言われていたので勢いでもうすぐに掛けました。遅刻したりバックレる方が怖かったので。もうすでに名前と電話番号はお店の方に伝えていたので弱みを握られていたみたいなもんです。

 

 

その日の服装や髪型やバッグの特徴などを伝えると、お店の人がものの3分ほどで迎えに来てくれました。

 

それが意外や意外、スーツ姿の爽やかな30代くらいのちょいイケメンの男性だったんですよ。笑顔で「こんにちは~!〇〇さんですね。お店の者です。ご案内しますね!」とご丁寧な対応をしてくれました。ほんっっっとにホッとしました。とりあえず893っぽくはなさそう…!よかった~!なんて思いつつトコトコ着いていきました。

 

 

「このビルの3階ですね!行きましょう!」と言われて見上げたビルはめちゃくちゃ古くて汚い(失礼)雑居ビルでした。あの独特なカビっぽい匂い、未だに覚えてます。3階まで行って薄暗い廊下を進むと、そこにはお店の看板も何も無い、ただのドア。(私が働くことになった所はいわゆるデリヘルで、大々的に看板を掲げてお店を置くことは出来ないみたいです)。

 

 

その瞬間「あ、終わった」と思いました。完全に裏社会。もうウ〇ジマくんの世界観。龍が〇く。

 

爽やかイケメンに「どうぞ入って」なんて言われたらとりあえず入るしかなく、おずおずと入っていきました。

 

 

 

中は廊下以上に暗くて、ひとつの空間の中をパーテーションで仕切って、待合室、受付、事務所の3つに分かれてました。

 

ひとまず私は待合室に案内され、ボロボロの革のソファーに座らされました。机にはタバコの吸殻がパンパンに盛られた灰皿がありました。「待ってる間にこれ記入しといてね」と紙を出されました。

 

そこには、名前や住所など個人情報を記入する欄に加え、オプションのOK・NG欄なるものがありました。ここにつらつら書いていいもんかイマイチ分からないのですが、ざっくり伝えると、おもちゃ系(SMで使うようなすごいマイナーなやつ含め)、あとは浣腸とか排泄系、あとはその当時の自分にはよく分からないものワードが多々あって…。さすがにこれは安易にOKしちゃマズそうだったので、保留にしておきました。

 

 

しばらくすると、待合室にすげえ小汚いハゲデブが入ってきました(超失礼)。その人は副店長らしく、面接してくれるとのことで。ここからはまた長くなるのでまた次回にします。

 

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

ただのOLだった女がM嬢として風俗店で働き始めた話②

 

 

 

 

こんばんは。なでしこです。

 

今日は昼ご飯にからあげ20個食べました。デブです。ちなみに昨日はパスタ爆食いしました。結局会社でメンタルやられなくても超食うやつ(前回のお話参照)。

 

 

さてさて続きを書かせていただきます。

 

 

 

会社を辞めて数週間経った頃、ある日ポストを開くと一通の封筒が入ってました。これなんだろうな~と思って裏面を見てみると、クレジットカード会社からの請求書でした。

 

 

朝ごはんのおにぎりを食べながら軽い気持ちで開くと、そこには

 

300,000円

 

の文字が…。

 

 

実はなでしこ、1ヶ月ほど前に歯列矯正をすることを決めて一括で支払いをしていたんです。その頃は一応まだ仕事を辞めるつもりはなかったので、一括で大丈夫だと鷹を括っていたんですね…。

 

 

慌てて自分の預金残高をチェックしてみると、残高は200,000円ちょい…。足りない…。しかもそれプラス家賃とか携帯代の支払いもあるから足りないというか超超超足りない(最近の若い子は「超」ってもう使わないらしいですよ)(余談でした)。

 

 

 

今すぐバイトを見つけて始めてもさすがにすぐ100,000円も稼げる訳ないし…誰かにお金を借りるなんて論外、親にも出来るだけ頼みたくはない。

 

手っ取り早く大金が稼げる方法…。

 

 

 

夜の仕事☆

 

 

という単純な思考回路で夜の仕事をしようと決めました。

 

 

しかし夜の仕事と一言で言っても色んな業種があるわけで、あんまりその辺も知らない私はまず調べることから始めました。

 

 

 

自分の中で、キャバクラやガールズバーはまずすぐに排除でしたね。どーーーうしても女同士のギスギスしたイメージがあったし、そもそも辞めた会社で上司の女の人達が本当に怖くて散々泣かされたので、出来るだけ女の人とは関わらないで済む業種にしたかったんです。あとシンプルにお酒好きだけど酒癖良くない。

 

 

 

となると、あとは風俗系ですね。オナクラやヘルス、ソープ等…。このあたりの詳しい違いはここで話すのはばかられるので、分からない方はググっていただければと思います。

 

 

まずソープは自宅から遠いのでナシでした。ソープって存在してる地域が基本的に決まってるんですよね。いちばん有名なのは東京だと吉原(上野のあたり)、関西なら大阪にはないので近いところだと滋賀、京都、和歌山ですね。あと内容が内容なのでちょっとさすがに業界未経験のやつが足突っ込むところでもないかなと。

 

 

通勤時間のことを考えるとオナクラかヘルスに絞られました。内容でいうとオナクラよりヘルスの方が過激で(その上がソープって感じ)、でもやっぱりその分お給料高いんですよ。

 

実際わたしアプリで色んな人とヤッてみたいなことをしてたので、知らない人の前で裸になることとか本番までのそういうことをすることに全く抵抗がなかったので、まぁヘルスにしようかな、と軽い気持ちで決定。

 

 

 

その次はどんなヘルスで働くか?という話。

 

ってかそもそも風俗の求人ってどこで見れるんだ?タウン〇ーク?バ〇トル?ってなったときに突如頭に流れたら例のあの曲…

 

「バーニラ🎶バニラバーニラ求人🎶」

 

 

 

はっ!Σ(゚Д゚) バニラだ…!

 

 

ということでバニラを検索。あれ「バニラ 求人」ってだけじゃアイスクリームとかの方のバニラしか出てこないんですね。「バニラ 風俗」って検索するとやっと出てきます。豆知識です。

 

 

 

自分の家の近くのエリアに絞ってぽちぽち検索。しかし見ててもイマイチよく分からない。選ぶ店の基準が分からない。給料の相場もわかんないし、自分がどのレベルの店で働けるのかも分からない、色んなワードの羅列があるけど意味がわからない。

 

 

その中でよく見た文言が、「受け身ゼロ!女の子が完全攻めなのでラクです!」というもの。これ働いてみてやっとわかることなんですけど、受け身ってかなり体力使うし怪我させられることもあるし大変なんですよね。だから女の子が攻めの方がラクなんですよ。=女の子が喜ぶ求人文句なわけです。

 

 

でも何も分かっていない当時の私からすると「私どっちかというとドMだし…男の人の攻め方なんかわかんないし…受け身ナシってむずくね…?」と思いまして。

 

 

 

そこで目に飛び込んできたのが、

 

「ちょっとMな子大募集!お客さんに全て任せるだけで高収入!」

 

 

…ふむ。

 

 

これじゃん!!!!!!

 

 

 

求人の内容を見てみると、やっぱり完全受け身なだけあってかなりの高給で。「痛いことや怖いことをされたらすぐにスタッフが向かいます!」って書いてたので、まぁ大丈夫だろうと。というかなんなら、当時のセフレがとんでもないドSだったので、縛ったりされることはもちろんおもちゃも蝋燭もムチもなんでもこいだったので、余裕だろうと思いました。

 

 

 

私は一度やると決めたらソッコーで行動するやつなので、さっそくそのページにあった求人のメールアドレスにメールをしてみました。

 

 

 

つづく。

 

次回、面接編。

 

 

 

 

ただのOLだった女がM嬢として風俗店で働き始めた話①

 

 

 

はじめまして、なでしこです。

 

このブログでは、私が生きてきた四半世紀について書いていけたらと思っています。備忘録です。

 

 

タイトルが既にドギツイのですが、私が生きてきた四半世紀の中でこの話が面白いと思うので遺しておきたいと思います。

 

 

 

事の始まりは数年前、当時23歳だった私は新卒で入社した会社で馬車馬の如く働いていました。決まった休みはなく、勤務時間も長いし残業も当たり前、人間関係も最悪。でもお給料がかなりよかったので(手取り30近くありました)なんとか続けられていました。

 

 

やっぱり特にストレスだったのが人間関係で、上司からモラハラパワハラを食らうことは当たり前でした。ボロッカスに言われてました。入社して半年が経つ頃には「自分には何も出来ない」「怒られても仕方ない」と思い始めて、自分に自信なんてものは無くなってましたね。

 

 

社内には仲の良い人もおらず、どちらかというと自分の存在は無視されて空気状態。たとえ仕事で良い成績を出して会社の利益が増えたときも「たまたまだよ」「運が良かっただけでしょ」「取引先が良い人だっただけじゃん」、そう言われました。

 

 

とはいえ会社を辞める勇気もなかったんです。他の人が辞めていく時に「お前なんかどこにいってもやっていけないよ」「お前みたいなやつここだから置いてやってたのに」「逃げてばっかりの人生になるぞ」とかすごい言われてたんですよね。それ言われると思うと怖くて。

 

 

あと親がすごい喜んでくれてたんです。大学出て、お給料の良い会社に入って、しかも一応私が望んでいた業界だったので。だから辞めるとなると親が悲しむというのもとてもつらかったんです。

 

 

 

だから、なんとか頑張ろうって。

自分がみんな仕事出来るようになればみんな優しくしてくれるようになるって。

 

 

 

でもやっぱり、そんな中で、なでしこもう我慢ならぬ、と。

 

 

ストレスの発散をしないと本当にやってられなくなりまして。

 

そのときによくやってたのが、「ドカ食い」「自傷行為」「クラブ通い」「アプリで出会った知らん男たちの家を泊まり歩いて毎日セックス」でしたね。ひどいもんです。

 

 

 

ドカ食いに関しては、本当に炭水化物ばっかり食べてました。特にヤバかったのが、やっぱり毎日会社に行きたくなさすぎて、朝が来るのが嫌なので日々夜更かししてたんですよね。夜中まで起きてると必然的にお腹も空くので…その度にパスタ3人前茹でて食べてました。

 

 

自傷行為は、これまた別の機会にお話出来ればと思うんですけど、わたし13歳くらいのときからずっとやってたんですよね。いわゆるリストカットとか、アームカットです。大人になってからは頻度が減ってたんですけど、ぶり返しました。あとは大量のピアス開けてみたり。仕事中は髪下ろしてて良かったので何も言われませんでしたね。

 

 

クラブ通いは、それこそアプリで出会った男に初めて連れて行ってもらってからハマりました。そもそもお酒は好きだったし、音楽も好きだったので。あと女は料金が安い。さらに暗闇の中だと多少のブスでもモテる。これが仕事で自分に自信を無くし切ってた私の拠り所でした。悲しい話ですね。

 

 

あとその頃本当にほとんど家には帰ってなくて。毎日アプリ(Tin〇er)で仕事終わりに飲みに行ってくれる男を探して、ベロベロになるまで飲んで、そのままその人の家かホテルに行ってセックス三昧でした。毎日でかいリュック背負って、下着とか化粧品とか詰め込んで仕事行ってました。

 

 

 

そんな毎日を過ごしてたら、めちゃくちゃ体調崩しました(当たり前だ)。睡眠不足、肌荒れ、胃腸の荒れ、性病…満身創痍でした。一応ストレス発散にはちゃんとなっていたので、メンタル的には少し落ち着いていたのですが…。

 

会社での人間関係がさらに悪化しまして。中途採用で入ってきた人が有能で、その人と比べられて何かとグチグチグチグチ言われました。

 

 

 

それからしばらくしたある日の朝、ベッドから起き上がれず、ただただ涙が止まらず、でもなんとか頑張らないとと思ってメイクもままならないまま玄関まで行って靴を履きました。

 

でもそのまま座り込んでしまって、動けなくなりました。

 

今まで1度も仕事を休んだことはなかったのですが、その日初めて体調不良を理由に仕事を休みました。

 

 

その次の日も、そのまた次の日も会社には行けませんでした。あんなにあった食欲も綺麗に消えて、ただ天井をぼーっと見つめながらベッドに横たわって、時々ポロポロ涙をこぼすだけ。それが一日中。

 

 

そのまま私は会社を辞めました。

 

 

 

辞めてからは心療内科にちょこちょこ通ったりして(辞めるちょっと前から通っていました)、必要最低限の外出しかせず一日中ベッドの上で横たわって過ごす、そんな毎日でした。

 

 

 

それから数週間ほど経った頃、突然人生のターニングポイントが訪れます。

 

 

 

続く。