四半世紀

すべては彩りある思い出に変る。

ただのOLだった女がM嬢として風俗店で働き始めた話①

 

 

 

はじめまして、なでしこです。

 

このブログでは、私が生きてきた四半世紀について書いていけたらと思っています。備忘録です。

 

 

タイトルが既にドギツイのですが、私が生きてきた四半世紀の中でこの話が面白いと思うので遺しておきたいと思います。

 

 

 

事の始まりは数年前、当時23歳だった私は新卒で入社した会社で馬車馬の如く働いていました。決まった休みはなく、勤務時間も長いし残業も当たり前、人間関係も最悪。でもお給料がかなりよかったので(手取り30近くありました)なんとか続けられていました。

 

 

やっぱり特にストレスだったのが人間関係で、上司からモラハラパワハラを食らうことは当たり前でした。ボロッカスに言われてました。入社して半年が経つ頃には「自分には何も出来ない」「怒られても仕方ない」と思い始めて、自分に自信なんてものは無くなってましたね。

 

 

社内には仲の良い人もおらず、どちらかというと自分の存在は無視されて空気状態。たとえ仕事で良い成績を出して会社の利益が増えたときも「たまたまだよ」「運が良かっただけでしょ」「取引先が良い人だっただけじゃん」、そう言われました。

 

 

とはいえ会社を辞める勇気もなかったんです。他の人が辞めていく時に「お前なんかどこにいってもやっていけないよ」「お前みたいなやつここだから置いてやってたのに」「逃げてばっかりの人生になるぞ」とかすごい言われてたんですよね。それ言われると思うと怖くて。

 

 

あと親がすごい喜んでくれてたんです。大学出て、お給料の良い会社に入って、しかも一応私が望んでいた業界だったので。だから辞めるとなると親が悲しむというのもとてもつらかったんです。

 

 

 

だから、なんとか頑張ろうって。

自分がみんな仕事出来るようになればみんな優しくしてくれるようになるって。

 

 

 

でもやっぱり、そんな中で、なでしこもう我慢ならぬ、と。

 

 

ストレスの発散をしないと本当にやってられなくなりまして。

 

そのときによくやってたのが、「ドカ食い」「自傷行為」「クラブ通い」「アプリで出会った知らん男たちの家を泊まり歩いて毎日セックス」でしたね。ひどいもんです。

 

 

 

ドカ食いに関しては、本当に炭水化物ばっかり食べてました。特にヤバかったのが、やっぱり毎日会社に行きたくなさすぎて、朝が来るのが嫌なので日々夜更かししてたんですよね。夜中まで起きてると必然的にお腹も空くので…その度にパスタ3人前茹でて食べてました。

 

 

自傷行為は、これまた別の機会にお話出来ればと思うんですけど、わたし13歳くらいのときからずっとやってたんですよね。いわゆるリストカットとか、アームカットです。大人になってからは頻度が減ってたんですけど、ぶり返しました。あとは大量のピアス開けてみたり。仕事中は髪下ろしてて良かったので何も言われませんでしたね。

 

 

クラブ通いは、それこそアプリで出会った男に初めて連れて行ってもらってからハマりました。そもそもお酒は好きだったし、音楽も好きだったので。あと女は料金が安い。さらに暗闇の中だと多少のブスでもモテる。これが仕事で自分に自信を無くし切ってた私の拠り所でした。悲しい話ですね。

 

 

あとその頃本当にほとんど家には帰ってなくて。毎日アプリ(Tin〇er)で仕事終わりに飲みに行ってくれる男を探して、ベロベロになるまで飲んで、そのままその人の家かホテルに行ってセックス三昧でした。毎日でかいリュック背負って、下着とか化粧品とか詰め込んで仕事行ってました。

 

 

 

そんな毎日を過ごしてたら、めちゃくちゃ体調崩しました(当たり前だ)。睡眠不足、肌荒れ、胃腸の荒れ、性病…満身創痍でした。一応ストレス発散にはちゃんとなっていたので、メンタル的には少し落ち着いていたのですが…。

 

会社での人間関係がさらに悪化しまして。中途採用で入ってきた人が有能で、その人と比べられて何かとグチグチグチグチ言われました。

 

 

 

それからしばらくしたある日の朝、ベッドから起き上がれず、ただただ涙が止まらず、でもなんとか頑張らないとと思ってメイクもままならないまま玄関まで行って靴を履きました。

 

でもそのまま座り込んでしまって、動けなくなりました。

 

今まで1度も仕事を休んだことはなかったのですが、その日初めて体調不良を理由に仕事を休みました。

 

 

その次の日も、そのまた次の日も会社には行けませんでした。あんなにあった食欲も綺麗に消えて、ただ天井をぼーっと見つめながらベッドに横たわって、時々ポロポロ涙をこぼすだけ。それが一日中。

 

 

そのまま私は会社を辞めました。

 

 

 

辞めてからは心療内科にちょこちょこ通ったりして(辞めるちょっと前から通っていました)、必要最低限の外出しかせず一日中ベッドの上で横たわって過ごす、そんな毎日でした。

 

 

 

それから数週間ほど経った頃、突然人生のターニングポイントが訪れます。

 

 

 

続く。