四半世紀

すべては彩りある思い出に変る。

ただのOLだった女がM嬢として風俗店で働き始めた話④

 

 

 

こんにちは、なでしこです。

 

食欲の秋とはよく言ったもので、びっくりするぐらい食欲が止まりません。最近家の体重計が水浸しになって壊れたため、体重を測れていないのが本当に怖いです。早く買います。

 

 

 

 

それでは前回の続きを。

 

 

面接が進んでいく中でハゲデブに色んな質問をされました。胸のサイズはいくつ?初体験はいつ?経験人数はどのくらい?…と、今となればそんな質問に対して答えることはまったく抵抗がない質問ですが(風俗嬢になるとそういう話題に羞恥を微塵も感じなくなる)、当時は大赤面でしたね。とんだセクハラクソジジイやんけって思ってました。でもどの店に面接行っても聞かれることですね、今になればわかる話ですけど。

 

 

そして訳分からんオプションについてもひとつひとつ聞きました。「クスコってなんですか?」「それはね〜…」「聖水ってなんですか?」「それは〜…」と悠長にニコニコしながら答えるハゲデブ。でも私はドン引き。何その器具?とか、えっそこまでするの?とか。まぁでもやると決めたことなのでね、自分の身で出来る範囲はOKにしました。オプションひとつこなせばプラス5000円とかだったんですよ、たしか。さすがに飲尿とか食糞はNGにしましたけど(お食事中の方いましたら本当にごめんなさい)。

 

 

 

そんなこんなで、「君うちの店に入るとすっごい可愛い方だと思うし絶対売れるから頑張ってみない?」と言われたので、とりあえず入店を決めました。バックも高かったし(たしか60分で12000円だったかな)、可愛いから雑費(だいたい給料の10%くらい取られる)もいらないよ~って言ってくれました。

 

 

これもまたのちに話そうかと思ってたんですけど、私自身全然見た目に自信ないんですよね。だから私で可愛い方ってどんな店なんだここは、と思ってたんですけど、実際たしかにそうでした。まず私より若い人がいない。そして私より細い人もいない。いても50歳は完全に超えてるであろうおばあちゃん。たしかにそうなってくると、顔どうこうというか…まぁ可愛いと言われるポジションにはなるわな、という感じでした。

 

 

 

面接が終わった後、キモデブが「今日は身分証明書も持ってきてくれたし、一応講習も体験入店も出来るけどどうする?」って聞いてきました。帰りたい気持ちもありましたが、せっかくここまで来たし少しだけでも稼いで帰りたいなという気持ちもあったので、講習と体験入店をお願いすることにしました。

 

 

 

するとキモデブ(ずっとキモデブ呼びですまん副店長)は、「じゃあ今から準備するね~」と言って待合室に私を残して、講習に使うホテルや道具などを準備するよう他のスタッフに指示をし始めました。そのとき私は講習=口頭で説明とかDVD観るとかそういうのだと思ってたので、なんでわざわざホテル取る…?と疑問に思ってました。するとキモデブは「ホテルに一緒に行ってもらって講習するからね」と言ってきたので、「あぁ~なるほど、講習する担当の人がいるんだな。こいつ副店長だしな。さっきのイケメンかなぁワクワク」と勝手に胸を踊らせてました。

 

 

すると、あのイケメンスタッフが「用意出来ました!」と言って、怪しい道具がパンパンに入ったデリバッグを持ってきたんですよ。「やっぱりこの人が講習してくれるんだ!わーいヾ(^。^)ノ」

 

と喜んだのも束の間、

 

キモデブが「はい、ありがと~」とデリバッグを受け取り、「じゃ、行こっか」と。

 

 

 

はい、講習はキモデブと2人で。最悪だよ。

 

まぁでも講習って、ホテル入ってからの流れとか説明して~みたいな話だったし、あとはパネルの写真撮るだけって言ってたから特に何にもないだろう…となんとか自分に言い聞かせて、キモデブと一緒にお店を出ました。

 

 

 

ホテルに着いてさっそく部屋に入ると、まずは色んな道具の説明をしてくれました。見たことも無いまるで病院で使うような器具があったり、他にもおしりに牛乳とかお湯を入れる用の注射器みたいなもの、馬を躾ける用のムチ、セフレにも使われたことがないようなものだらけでした。まるでテレビの中の世界。

 

 

その後は、お客さんと会った時の流れとか、シャワーの浴び方の流れとか、全部口頭で細かく教えてくれました。こいつキモデブだから不快なだけで、説明もきちんとしてくれるし、多分仕事は真面目にちゃんとやってるんだと思う。

いや、思ってた。

 

 

「じゃあ実際に、ちょっとプレイしてみようか。」

 

 

 

は????????????

 

 

 

次回、キモデブと講習という名のプレイ編。

 

 

つづく。