ただのOLだった女がM嬢として風俗店で働き始めた話⑤
こんばんは、なでしこです。
最近急に寒くなってきて体がびっくりしています。今年は初めて湯たんぽを買ったので使ってみたのですが、あったかすぎて感動しました。湯たんぽを考えた人すごい。
それではさっそく前回の続きを。
唐突にキモデブがプレイしてみようとかほざいたもんで、私は固まってしまいました。
え…流れ教えるだけって言ったじゃん…と思いつつも、確かにプレイはしないとも言われていないし、このキモデブが言うことを断るのも怖いな…こいつも一応893と繋がった人間なわけだし…と一瞬のうちに色んなことを考えて、出た言葉は「はい、わかりました」でした。
Tin〇erで男を取っかえ引っ変え遊んできた私に人前で脱ぐことや男の人の裸を見ることにさほど羞恥心はなかったんですけど、さすがにキモいオジサンの裸を見たり、キモいオジサンに裸を見られたりすることはなかったので今にもゲボ吐きそうになってました。
でもそんなこと言ってたら、風俗にはもっとキモい客が来たりするわけだし仕事にならないよな!頑張らねば!と自分を鼓舞していざ服を脱いでベッドへ。
キモデブとのプレイの詳細を生々しく書くと本当に気持ち悪いので、ざっくりとだけ書きますね…。
ベッドに寝転ぶと、キモデブが当たり前のように覆いかぶさってきてキスしてきました。深い方。おえ。その時点で泣きそうになりました、が、何とか耐えて。
その後も全身色んなところを触られてもちろん気持ちいいわけないから声なんかほとんど出なくて。するとキモデブ「声はもっと出さないとダメだよ、女の子の声で男は興奮するからね…」とかほざきやがって本気で泣きそう、いやキレそうになりました。
逆にこっちもフェ〇の練習という名目で舐めさせられました。デブだからポークビッツ。M嬢として働くには必須のイラ〇の練習もさせられましたがらポークビッツで助かりました。余裕。
そしてその後は大問題の…
A F ✩
(何か分からない方は是非ググってください)
(いやこの後を読んだら何となく分かるかな)
キモデブ曰く、やっぱりこのSMヘルスで一番よく付くオプションがAFらしいんですよ。私が働くヘルスはいわゆる本番行為がないので挿入が出来ないわけですね。でも、おしりの方にだったら挿入できるという、なんとも狂ったオプション。
面接で、オプションのOK・NGを聞かれた時にAFに関してはNGにしてくださいって言ったんですよ。もちろん私はおしりの方はほぼ未開拓。セフレに1回入れられたことはあったんですけど、痛すぎて速攻で抜いてもらったので。
そんな恐怖のAFを、キモデブは出来た方がいいから練習してみようとか言ってくるわけです。
でもAFが出来るとそれだけでオプション代1万もらえるわけなんですよ。まぁ…たしかに出来た方がいいよなと思い(おかしい)、キモデブに身を委ねました…。
丁寧にゆっくりローションで慣らされていざ入れられると、気持ちよさこそないものの痛みはほとんどなくただ違和感を堪えるだけといった感じでした。これはキモデブの技術がすごいのか、それともポークビッツだからなのか。 (恐らく後者)
何度か出し入れされた後、「うん、大丈夫そうだからAFのオプションOKにしておくね」と言われ、やっと講習から解放されました。
その時は何にも思ってませんでしたけど、業界未経験でAFOKって頭おかしすぎ。あとおしりの穴とは言え講習で挿入があるのも頭おかしすぎ。いわゆる趣味講習(教えると言う名目で気持ちよくなろうとするクソみてーな輩)だったのではないかと思います。
事務所に戻ると、キモデブはスタッフみんなの紹介をしてくれました。完全にキマってるだろという見た目の店長、実際に縄師をしてるもう1人の副店長、歯抜けジジイスタッフ、あとは例の爽やかイケメン。いやいや全員キャラ濃すぎでしょ…。
そしてキモデブが「講習も終わったし、今日身分証明書ももらってるから一応体験入店できるけどどうする?疲れたならまた次回でも大丈夫だし。」と聞いてきました。
もうキモデブに体をいじくり回され嫌な思いをしたので、嫌な思いしたついでに仕事してせめてちょっとでもお金もらって気分良く帰ろう、と思い体験入店をすることに決めました。
体験入店をする、と決めてわずか30分後くらい。待機室でぼんやりしていた私に、スタッフから電話がかかってきました。出てみると、なんともう予約が入ったとのこと。あと15分で出発するから準備しておいてね、と言われたので一応メイク直ししたりして、ソワソワしながら車の用意を待っていました。
スタッフから電話が再度あり、車の用意が出来たので1階まで降りてきてくださいと言われたので、あのカビ臭いエレベーターに乗って下まで降りました。(受付や事務所は3階で、待機室は4階にありました)
降りると、後部座席に乗るよう案内され、デリバッグを渡されました。その中には、やっぱり色んなおもちゃや縄がパンパンに詰め込まれていました。
「じゃあ、出発するね。」とスタッフは車を走らせました。客の家に向かうのです。
窓の外はすっかり夜になっていて、そんな景色を眺めながら、緊張や不安に包まれていました。
次回、初めての接客編。
つづく。